表参道ヒルズ |
日本で最初のアパートの同潤会アパートのイメージを残した地域開発のシンボル、新しいコンセプトの商業施設としてなど、話題の多い表参道ヒルズですが、もう一つ環境との調和という面からもちょっと注目すべきです。 表参道のケヤキ並木にそって低層に抑えて作られたこのビルは、この地域にしっかり溶け込み違和感を覚えさせません。それは地域の環境に対しても配慮され、屋上の緑化とこの写真に見れる用水の配置です。用水は幅数十センチ、深さ数センチのものですが、これが夏には道路の輻射熱とビルの壁面の輻射熱を遮断する役割を担うことになるようです。きっとビルの冷房効果を上げる作用をするものと思われます。 人間の視覚的には道路と建物を明確に区別し、異質の世界へ誘い込むような作用を持っていると思えます。金沢市、岐阜県郡上市など古い町並みを残している地域ではもう少し大きな用水を良く見かけますが、そのような街づくりが再認識されてきているようです。 |
by hot_amigo
| 2006-07-20 15:37
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