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身の回りの非日常的なものへの驚き、日常的なものへの感じ方なを、自分の感性のままに
by hot_amigo
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陶磁器の魅力に 感嘆

 愛知県、岐阜県あたりは陶磁器の古里の様な所です。特に岐阜県美濃地方は美濃焼きとして志野、織部、黄瀬戸、瀬戸黒など茶器を中心とした焼き物の一大産地です。またこの地方からはいわゆる人間国宝となっている優れた陶芸家も数多く輩出しています。最近、ちょっとした事から陶磁器に興味を持つようになって、改めてこの地方の焼き物の層の厚さに驚いています。

 昨日は、午後から天気も回復しそうだったし、時間も余裕があったので、車で多治見まで出かけてみました。目的地は以前から聞いていた「市之倉さかづき美術館」そしてその隣にある「幸兵衛窯」。名古屋の都心から高速を使わなくても小一時間で行きます。

 「さかづき美術館」はその名の通り沢山のさかづきを展示しているのだけれど、その精微な造りは第一級の職人の手になるものと感嘆し、見とれてしまいます。展示は約1,500個にもなると聞いています。また2階の巨匠館には地元に縁のある人間国宝などの巨匠である荒川豊蔵、加藤土師萌、五代加藤幸兵衛、塚本快示、加藤卓男、鈴木藏、加藤孝造の8名の作品が展示されています。これは圧巻です。これを見るためにだけ多治見まで走ってもその価値は十分あると思います。ミュージアムショップにも地元若手の作品を中心に思わず手が伸びてしまいそうな物が幾つか有ります。 http://www.sakazuki.or.jp/


 「さかづき美術館」から歩いて3分ほどのところに「幸兵衛窯」が在ります。初代が1804年で、現在は第七代幸兵衛になります。先代は人間国宝の加藤卓男になります。加藤卓男はペルシャ陶器のラスター彩の復元、正倉院の三彩の復元など陶磁器の原点にさかのぼる研究に基づく作品で高く評価されており、作品の展示室では一つひとつの作品に圧倒されます。僕はここで幸兵衛窯の作品を幾つか分けて戴きました。窯元ということで、窯元価格でした。 http://www.koubei-gama.co.jp/

 今回は美濃の中でも市之倉の、そしてその中の二つの施設を見ただけに過ぎませんが、ほとんど陶磁器のことを知らない僕にとっても、その素晴らしさをダイレクトに実感させてくれる貴重な体験でした。僕は必ずリピーターになってしまうでしょう。これからが楽しみです。
by hot_amigo | 2006-07-22 11:10
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