アクティブシニアフェア |
アクティブシニアフェアというのに行って来た。招待券を頂いたのだが、入場券は前売りで800円、当日券で1,000円と決して安くはない。主催が中日新聞、中部日本放送、ナゴヤドーム。後援が愛知県、名古屋市、県教育委員会、市教育委員会。特別協賛にもこの地域のそうそうたる企業の名前が上がっている。かなり強力な布陣だ。 僕が興味があったのは、社会が、マーケットがいわゆる団塊の世代を中心としたシニア層をどう捉えているのか、そしてどんな商品を開発してくるのか、行政はどの様な施策を行ってくるのか。もっと言えば、自分自身がどう見られているのかと言う事。 結論。 はっ? でした。 市場ではハーレーダビッドソンが売れ、ポルシェが売れ、フェアレディZには白髪の紳士が乗り、地域の陶器市にはリュックを背負って帽子をかぶったシニア夫婦が沢山訪れ、マラソン大会には50代の部、60代の部に沢山のエントリーがあり、地球温暖化のデータ採集のための気温測定には沢山のボランティアが集まり、美術館の企画展にも、地域の音楽ホールにも、フィットネスジムにも多くのシニア層が来ています。 上記は僕自身が興味をもっている事だけだけど、シニア層、定年退職者層はいろんな局面にその姿を現し、参画し物的な生産活動から消費活動、また文化的な生産活動に軸足を移し、活動を展開しています。 昨年の愛知万博は想定入場者数を大幅に上回り、成功と言われています。僕はその要因の大きなもののひとつは、テーマを環境においた事にあると思っています。環境問題は社会としての捉え方は巷間論議されていますが、個人レベルでの捉え方は、インテリジェンスを刺激する事柄、自分の良心を刺激する事柄と言うことではないでしょうか。 今回のアクティブシニアフェアにこのインテリジェンスと良心そして文化といった切り口は果たしてどの程度意識されていたのだろうか。または、有ったのだろうか。目に付いたのは、アンケートに答えればこの景品を上げますよぉ~式の「くれくれ」意識に訴えているだけのもの。おざなりな即売商品。どこでも見ることのできる薄型テレビ、デジカメ。その目的を明確に訴えることの出来ない海外旅行。 主催者は完全にシニア層を見誤っている。いやこれだけの参加企業しか集まらなかったからと言うのだろうが、どの様な広報活動、営業活動が行われていたのだろうか?主催者のこの企画に対するコンセプトの強さに疑問を抱かざるを得ない。まぁ初めての企画だからと言ってしまえば仕方の無いことかも知れないが、この内容で今後も続けて行く事はまず無理だろうと思う。 僕が今回行って行って良かったなと感じたところ。1)中部電力のブースにあった瀬戸の陶芸作家の作品に触れらて、作家ご自身と対話できたこと。2)昔の、球を左手に数十個握って一個ずつ流し込む式のパチンコ台で数発打ってみたこと。 ^^/ 3)将棋のプロアマ対局を解説つきで見れて、全く解らないが、なんか凄そうと思えたこと。4)中日ドラゴンズの昔のユニフォームを見れたこと。う~んこの位かなぁ。 そうそう、ユニーと中央化学さんの環境報告書、頂いてきました。内容吟味というところまでは無理でしょうが、ちゃんと拝見させていただきます。 |
by hot_amigo
| 2007-04-14 11:21
| もろもろ
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